人生は「沼」の連続

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須賀敦子さん没後20年

1998年に作家(エッセイスト?)須賀敦子さんが亡くなられて今年で20年です。
もうそんなに経つのですね。

私が須賀敦子さんに出会ったのは1993年。1991年に初めて上梓され「遅れてきた大型新人」と衝撃を与えて女流文学賞を受賞した「ミラノ 霧の風景」でした。

今でも覚えています。東武百貨店池袋店内の旭屋書店で、「何かいい本ないかな~」とぶらぶらしていたとき、平台に乗っていたこの本を見かけ、たままた当時友人がミラノに住んでいたので「ミラノ」という言葉にひかれて買ったのです。ただそれだけです。

そして、読んだら、、、、すごい衝撃。日本語の持つ力というか、その奥に秘められた優しさや孤独や決意や友情や愛や、何やかやがどっと押し寄せてきて、瞬間で須賀敦子さんのファンになってしまいました。

その後、彼女の書物が出るたびに(エッセイもあれば翻訳もあり)、全部買って、上製本を買って読み、文庫本を買って読み、最後には全集を買って読みして、同じ本を何度も何度も読みました。

中でも一番好きだったのは「コルシア書店の仲間たち」で、当時シングルマザーになったばかりで「身寄りのない東京で、ひとりで2人の子どもを育てていこう」と決意し「孤独」と向き合って暮らしていた私を全面的に支えてくれました。「孤独は決して荒野ではない」ことを教えてくれた本です。

彼女に関しては「沼」というと失礼ですが、かなり深い「沼」でしたね。そして、今、没後20年を迎えて新たに出版された書物に触れて、当時の「孤独」を反芻しています。

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没後すぐに出版された追悼集


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Commented by itatchi at 2018-07-26 20:51 x
もものすけさんのところで須賀敦子さんの名前を目にしようとは。
『塩1トンの読書』を読んで、孤独感がにじみ出た文章に感銘をうけたんです。静謐な美しい言葉を使うと作家だと感じました。
『ミラノ』も読んでみますね。
同須賀繋がりで、須賀しのぶさんもおすすめですよ。『革命前夜』めちゃ面白かったです。
Commented by もものすけ at 2018-07-27 20:53 x
itatchiさんも須賀敦子さんファンでしたか?!?!?!
早くに亡くなられたのが惜しまれますよね。
須賀しのぶさんも読んでみますね!
by momo164go | 2018-07-26 07:16 | Comments(2)

広島出身東京在住のもものすけ(アラ還おばさん)のつぶやきです。


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